こんにちは、そこにある者です。
今日はよくあるタコのイラストについてでも書いてみましょうか。
タコと言えば、サムネイルにある通りの可愛らしい俗に言う「タコチュウ」で頭でっかちのキュートなお口の子を想像しがちですが…実はこれ、分かりやすい形にまとめた創作上の生物になっちゃってるんです。
スパンと言ってみると、本物と身体の構造の描き方が違っちゃってるんですよ、ええ。
本物に近い描き方になると、次の感じになりますね。

本物には可愛らしいお口がないんです。
じゃあ、お前は一体どんな身体をしてるんじゃってなるので説明していきます。

これが環境省のページよりお借りしてきました、タコの身体です。
最初のタコチュウと比較すると、口が無い上に頭の位置違うやんてなりますね。
そうなんです、頭と思われている部分は内臓の詰まったお腹というか胴体なんです。
イラストの口に当たる部分はどこかというと目の横にある漏斗になります。
漏斗はタコが墨を吐いたり、泳ぐ際に水を噴出して推進力にしたり、フンを出す部分で口ではないんです…本当の口はどこにあるかって?

ひっくり返して腕の付け根の中心を見るとカラストンビという嘴が出てきます、これが口です。
なんでデフォルメのタコチュウは身体の構造が違うのかというと、キャラクターにするには分かりやすい顔がいるのですがそのまま描くには頭が小さい上に表に口がありません。あくまで推測の域を出ませんが、分かりにくいものを分かるものにするにあたって漏斗を口に見立てて胴体を頭としてしまったのではないか思います。
創作でタコチュウを見てモヤモヤしても、創作上の生物だからと割り切ってくださいね。
byそこにある者
参考資料
タコ[せとうちネット] (env.go.jp)
1. 更新ありがとう
実際、私は1枚目のイラストのような感じでタコの口があると思っていました(笑)